会計

日産の件について

こんばんは。 今回は、日産自動車㈱(以下、「日産」とする)が公表したカルロス・ゴーン氏及びグレッグ・ケリー氏が関与したとされる不正行為について、本日までの情報と会計監査に与える影響について簡単に整理しようと思う。 今日では様々な情報源があり…

減損損失

こんばんは 今回は固定資産の減損に係る会計基準(以下、「基準」という)を通読した。 基準に目を通していると、一見選択適用のように見えて優先順位が決められている項目がある。ここでは、①減損の兆候と②回収可能価額について触れることとする。 ①減損の…

学者と実務家

こんばんは。 前回の投稿から既に3か月ほど経過し、継続することの難しさを改めて実感している。 さらに下書きを見ていると更新日が9月末の仕掛中の記事が2件ほどあった。 書こうと思ったテーマは短期間で書き上げる必要があるようだ。 今回は学者と実務家。…

公認不正検査士の不正調査手法①

こんばんは。 今回からたまに記事の要旨や感想を述べることにする。 副題:公認不正検査士の不正調査手法の全体像 1.連載に当たって 公認会計士の活躍の場が監査業務以外に広がっており、細大様々な不正に遭遇する可能性は高まっている。独立した第三者の…

実質③

こんばんは 実質①では、経済的実質の言葉の意味について紐解き、実質②にて経済的実質が各基準等でどのように用いられているか示し、取引レベルでの比較可能性も考慮する必要があることを述べた。 今回は、財務報告の目的と関連付けて会計処理が経済的実質を…

実質②

連投 先日、実質について簡単に思ったことを書き連ねたが、収益認識基準を読み進めると実質についての記述があったため改めて(あまり日がたっていないが)整理することにする。 〇個人的意見 経済的実質とは、契約形態を会計処理に反映するのではなく、契約…

収益認識の会計基準に関する簡単な感想

こんばんは。 2017年7月に「収益認識に関する会計基準(案)」等が公表された。当該基準は営業活動から生じる収益をどのように会計処理(仕訳)するかについてまとめている基準である。 当該基準はIFRS第15号をベースとして作成されているが、取引形態等を整…

棚卸立会

こんばんは。 こうしてみると夜中にしかブログを書いていない。 だからどうということはないのだが、、、 今回は棚卸立会の書籍2冊について簡単に述べる。 一冊目:実地棚卸の教科書 この書籍はエイジスという棚卸立会の受託業者が書いている。 そのため、棚…

実質①

連投 会計を学ぶと「実質的に」という言葉が出てくるが、具体的にどのような意味なのだろうか。 〇個人的な意見 実質的という意味を広辞苑で調べると下記の通り記載されている。 (電子辞書が壊れていたためようやく買い替えた) 実質的とは、実際に内容が備…

取引の実態(仮定・前提)

こんばんは。 ブログは1週間に1回ほどのペースで書いていきたいと思う。 「会計処理(仕訳?)は取引の実態を表す。」 といったようなことを見かけたりするが、本当にそうであるならばこれほど楽なことはない。 そもそも本当に会計処理が取引の実態を表して…